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ばいばいまたね

2020.2.19

愛犬が天国に旅立った。

14歳4ヶ月だった。

この子が家にやってきたのは、私が中学2年生の時。

友人から子犬が産まれたと聞き、親を説得してすぐ引き取りに行った。

今ではあまり見なくなってしまった、雑種だ。

とにかくやんちゃで、庭を走り回りったり、甘噛みなんて日常茶飯事。

さっきまで全力で暴れまわっていたかと思いきや、赤子のようにスヤスヤと眠っていたり。

水はあんまり得意じゃなかった。

親バカだろうけど、大人しくしてるとモデルさんみたいに可愛いんだよなぁ。

写真を探してみると、小さい頃の写真はたくさん出てきた。

しかし、最近の写真となると、ほとんどない。

ここ1年ぐらい、ずっと体調が良くなかった。視力だけでなく、聴力もほとんどない状態だった。

こんな日が近いうちにくることはよーくわかっていたはずなのに、なんでもっと遊んであげられなかったのだろう。写真を残してあげられなかったのだろう。

“なくして本当の大切さにはじめて気付く”なんて正直キザな言葉だと思っていたけど、こんな胸に響く日がくるなんて思ってもいなかった。

なんて声をかけてあげればいいのかわからず、一人で泣いた。

にぎやかで楽しい日々をありがとう。

ゆっくり休んでね。

命あるものはいつか必ず終わりがくる。

自分が生きている今、大切な人が生きている今、もっと大事に生きていこうと思う。